探偵・日暮旅人の残り物(10)
メディアワークス文庫
山口 幸三郎
2016年12月22日
KADOKAWA
759円(税込)
ライトノベル
目に見えない物を“視る”力を持った探偵・日暮旅人の物語、番外編の第2弾。旅人を『アニキ』と慕うユキジ。複雑な雪路家の家族の形を描くー『雪消の隘路』。いつもクールな仕事人間、増子すみれ刑事の意外な休日とはー『花の夕影』。「探し物探偵事務所」に秘められた、秘密の物語ー『ひだまりの恋』。本編で語られなかったエピソード3本に加え、花まつりを舞台に起こる事件を、主要人物総出演で描く長編『祭りのあと』を収録。
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今かしできないこと
二度とこない『今』を糧にしなさい】 若いうちは一分一秒を刻むだけで成長できるんだ。 私の話を聞いているだけでも何かを得ているはずだよ。 話に納得するのもよし。 話に反論するのもよし。 それは、考えた末に出したアンタたちの答えだ。 考えることそれ自体がアンタたちを成長させる。 考えなさい。 常に『今』を考えるんだ。 『今』なんてもんはあっとゆう間に過ぎ去る。 二度と来ない『今』を糧にしなさい。 『今』を惜しみなさい。 『今』より先に進んだ『未来』を想像してごらん。 そのとき自分が『今』に懸かってるんだよ。 『今』を疎かにしてしまえば。。 想像した自分にはたどり着けない。 どうだい? 少しは焦ってくるだろう。 『今』の連続が人生だ。 自分と彼らの時間の速さは違う。 重みも、意味も。 自分にとっては長く長く繰り返される生活のほんの一幕に過ぎない。 が、子供たちにとっては二度とない青春そのものなのだ。 私たちには今しかないんです!!! 『今』を出し切る全力の中に自分も組み込まれているのだ。 年をとってもなお、 これからも連続していく『今』からは抜け出せそうにない。 引退するつもりだったのに、と悪態をつきながらも、 それも悪くないなと思う自分がいた。
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