学園の聖女が俺の隣で黒魔術をしています(1)

電撃文庫

和泉 弐式 / はなこ

2022年5月10日

KADOKAWA

704円(税込)

ライトノベル

なにが青春だ。どいつもこいつも、恋だの部活だの遊びだの、楽しそうにしやがって。 俺には友達もいない。恋人もいない。部活にだって入ってない。青春なんて無縁だ。 だけど、それのなにが悪いんだ!? そんなくだらないものをありがたがっている奴らも、俺を見下すような奴らも、全員くそだっ。 そう思っていた。彼女に出会うまでは。 誰もいない昇降口。壊れた下駄箱。汚れた階段。床が抜けそうな木張りの廊下。 そんな古びた旧校舎の三階の一番奥に、秘密の部屋があった。 黒い三角帽子とローブを身に着けた冥先輩は、床に魔方陣を描き、黒魔術で人を呪うことに余念がない。耳にかかる艷やかな髪をかきあげ、海のように澄んだ大きな瞳で、はにかみながら彼女は俺に言う。 「呪っちゃうからね」 空が青く澄みわたり、桜舞う春。 入学したばかりの高校で出会った彼女の笑顔を、大人になった今も俺は忘れられない。 聖女と崇められる先輩と出会ったことで、かけがえのない青春を送ることになる、ある高校生の物語ーー。

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