漱石「虞美人草」殺人事件
タロット日美子
Femina novels
斎藤栄
1993年11月30日
Gakken
832円(税込)
小説・エッセイ
「『虞美人草』の長い会話が怖い」…。この、女子学生誘拐事件の鍵を握る謎の暗号文の意味は?夏目漱石の名作に隠されたキイワードをめぐって展開される、鎌倉を舞台にしたトリッキーなこのミステリー小説『「虞美人草」殺人事件』こそ、実はタロット日美子の高校時代の友人梶川由良子が残したダイイング・メッセージでもあったのだ。名古屋にとんだ日美子は早速この謎に挑む。果たして由良子殺しの真犯人は誰なのか…。二重構造の劇中作のかたちをとった話題のタロット日美子シリーズ最新傑作。
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