修羅の跫
歴史群像新書
富樫倫太郎
1998年5月31日
Gakken
1,078円(税込)
小説・エッセイ / 新書
院政時代の平安京で、手、足、首をばらばらにされた屍が、鴨川の河原に積み上げられるという怪事件が続発した。その死体のひとつが上皇庁の女官であったことから、鳥羽上皇が呪われているという不穏な噂が京の町に流布する。しかし、それは邪神・阿修羅をこの地上に呼び戻すために、平安京最高実力者、白河法皇が仕組んだ恐るべき儀式だった。この企みを知った陰陽師安倍泰成は方術で上皇庁を封印する。一方、京を脅かす酒呑童子父子率いる盗賊団を退治すべく、鳥羽上皇の命を受けた四天王が征伐に乗り出すのだがー。第四回歴史群像大賞受賞。
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