兼続大戦記

歴史群像新書

工藤章興

2009年7月31日

学研プラス

1,047円(税込)

小説・エッセイ / 新書

晩秋の出羽国最上川を遡る船中に、疵を負った老武士の姿があった。寒河江で船を下りた老武士は馬に跨り土埃を上げて疾走していき、ふたたび姿を現したのは、最上義光の属城・長谷堂城を攻囲中の直江兼続の菅沢山本陣だった。武士の名は石田三成の軍師・島左近。敗戦の関ヶ原からからくも脱し、はるばる出羽まで下ってきた左近は、三成の再挙の意思を伝え、上杉家の戦闘継続と徳川家康の誅伐を懇請した。刎頸の友・三成との盟約を守ろうとする兼続は景勝を説き伏せる。-武門の誇りを保ち、「義」に生きる漢たちの壮烈な戦いが始まる。

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