幸村大軍略記(1)
歴史群像新書
百目鬼涼一郎
2009年11月30日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 新書
天正13年秋ー。信州上田の雄・真田家は、存亡の岐路に立っていた。当主の真田昌幸が、徳川家康によって謀殺されてしまったのだ。この危機に真田の嫡男・信幸は、あろうことか本領安堵を約束する徳川、北条陣営に降ることを選択する。しかし、この決断に異を唱える者がいた。信幸の実弟で越後の名門上杉家中で、早くも「名将」の片鱗を見せはじめていた信繁である。信繁は、理不尽にも父を殺し、天下への野望を隠さぬ家康へ復讐を果たすべく、「幸村」と名をかえ、単身真田家を出奔するのだった…。敵は家康、いざ覚悟。武田の「誇り」と上杉の「義」を受け継ぐ若き天才・真田幸村驚異の軍略をもってここに見参。本格戦国シミュレーション。
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