豊臣軍戦記(5)
歴史群像新書
津野田幸作
2010年9月30日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 新書
大坂城備前島の大筒決戦で、真田幸村は淀川を遡上する徳川軍の商船隊を見事に粉砕する。その後、幸村は直ちに姫路城に取って返し、三万の豊臣軍を引き連れて、三木城にいる結城秀康に決戦を挑んだ。その頃、九州から黒田如水率いる軍勢が、伏見城を囲む徳川家康のもとに援軍として着陣する。嫡長長政の仇討ちの名目で遠征してきた如水であったが、その真意は違っていた。稀代の軍師・黒田如水は、ある深謀を隠し持っていたのだ。家康から勝龍寺城攻めを命じられた如水は、加藤清正率いる豊臣軍の接近を知り、一世一代の賭に出る。黒田軍が向かった先は、西国街道だった。三木城深く攻め込む幸村の背後に、黒田軍の影が忍び寄る。如水の狙いとは果たして何なのか!?本格戦国シミュレーション。第七回歴史群像大賞奨励賞受賞のシリーズ第5弾。
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