大谷刑部戦記(5)
歴史群像新書
竹中亮
2010年12月31日
学研パブリッシング
1,037円(税込)
小説・エッセイ / 新書
大谷吉継は未曾有の軍略を打ち立て、関ヶ原の戦いで徳川家康率いる東軍を打ち破り、敗退させた。その後、陸奥で起こった和賀の乱の責任を取った吉継は、近江朝妻に隠居する。しかし、家康は吉継の天賦の才を恐れ、裏柳生や土蜘蛛などの刺客を放ち、暗殺を謀ろうと画策した。その一方で、自ら天下を取るべく、着々と準備を進める。家康が天下人になることを阻止するために、吉継は島左近と共に、命懸けの密計を廻らせる。伏見から江戸に向かう家康を狙い、近江と三河を隔てる境川で奇襲を仕掛けたのだ。しかし、大谷吉継が考えた秘計は、人智を超えた凄絶なものだった。今、吉継の百計が、家康を誅殺すべく花開く。果たして吉継は、家康の息の根を止めることができるのか。
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