戦国風雲録(1)

歴史群像新書

百目鬼涼一郎

2011年4月30日

学研パブリッシング

1,026円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書

慶長19年12月4日夜ー。大坂城を囲む寄せ手の総大将、徳川家康は、永年の宿願であった豊臣家討滅を目前にしながら、真田幸村らの夜襲に遭い、あえなく討死してしまう。家康亡き後、総大将となるべきは、徳川2代将軍、秀忠であったが、彼には従来「凡愚」の噂が絶えず、20万をゆうに超える圧倒的な戦力を誇るとはいえ、ほとんどが外様の寄せ手をまとめるには「いかにも非力」と、誰もが危惧する。案の定、豊臣方だけではなく外様有力大名たち、さらには徳川家の内部からも「秀忠排撃」の声があがりはじめた。しかし、秀忠は「凡愚」でも「非力」でもなかった。譜代では気鋭の新世代を率い、外には立花宗茂など天下に鳴り響く有能な士を心服させる「将に将たる」帝王がごとき大器を備えていたのだ。秀忠は、内憂外患の中、その本来の武器で様々な危機を乗り越えていく。

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