竹中半兵衛戦記
安土城奇襲の計
歴史群像新書
竹中亮
2011年5月31日
学研パブリッシング
1,037円(税込)
小説・エッセイ / 新書
天正七年夏、織田信長の娘五徳が、山崎で療養する竹中半兵衛のもとに、鍼灸の達人御園夢分斎を遣わした。五徳は徳川家康の嫡男信康に嫁いだが、その夫の命を助けてほしいと訴える。父信長が、信康の命を絶とうとしているというのだ。だが、信康抹殺計画の裏側には、さらなる陰謀が隠されていた。神妙の域といえる夢分斎の治療によって命を永らえた半兵衛は、信康を救うべく動き出す。信長を戒めるために、安土城の乗っ取りを企てた半兵衛の百計が花開く。しかし、半兵衛の真の狙いは別にあり、そこには崇高な深謀が秘められていた。その鍵を握るのは荒木村重である。いま稀代の天才軍師と魔王信長が、真っ向から激突する。
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