豊臣軍戦記(10)
歴史群像新書
津野田幸作
2012年2月29日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書
大和と紀州、そして播磨を豊臣軍に抑えられた徳川家康は、劣勢を挽回するために、大坂城に総攻撃を掛け、最終決戦を挑むことを決意する。そして、各地の大名に増兵の命を出し、伏見に十万以上の大兵を集めることを目論んだ。一方、家康の動きを知った真田昌幸は、幸村の壮大な戦略を得て、大坂篭城戦ではなく野戦に打って出ようとする。さらに、米沢に戻った上杉景勝に対して、豊臣方として再び参陣するよう使者を出した。続々と勇将達が大坂に集まる中、姫路の直江兼続は、希代の軍師黒田如水に追撃戦を挑む。また、小山では上杉景勝と伊達政宗が図らずも遭遇し、死闘を開始した。そして、幸村が仕掛けた計略によって、いままで膠着していた伏見城戦線がついに沈黙を破る。本格戦国シミュレーション。
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