戦国の勇者(SCENE 21)
歴史群像新書
津野田幸作
2012年5月31日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 新書
大坂城を徳川家康に奪われ、真田軍の戦力強化を迫られた昌幸は、新たに丹波へ勢力を拡大しようと計る。その一方で、本多平八郎に使者を送り、伏見に本格的な城を造るよう命じた。一方、小田原城に入った真田信之は関東に侵攻を開始し、北条氏規が篭もる八王子城に向かった。同時に、九鬼水軍は海上から江戸城に砲撃を開始する。他方、播磨の姫路城では、羽柴秀吉が毛利軍に猛攻を受け、最大の窮地に陥っていた。宇喜多家をも傘下に収めた毛利家の智将小早川隆景は置塩城と龍野城を攻撃し、そのまま姫路城に迫ろうとする。四面楚歌となった秀吉に助けを求められた昌幸は、九鬼嘉隆に毛利配下の村上水軍を叩くよう要請する。ついに九鬼水軍と村上水軍が激突し、瀬戸内海大海戦が勃発した。
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