戦国の嵐(1)
歴史群像新書
津野田幸作
2012年12月31日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 新書
元亀三年、武田信玄は上洛戦を開始し、三方ヶ原で徳川軍と激突することになった。だが、自らの健康に不安を感じ、勝頼と武田家の将来を按じた信玄は、真田昌幸にある遺言を託す。信玄は昌幸に希有の軍才があることを見抜き、勝頼の軍師を務めるよう命じたのだ。昌幸の献策のもと、武田軍は三方ヶ原で徳川軍と決戦を行うように見せかけ、奇襲を仕掛けようとする。しかし、信玄が三方ヶ原で病に倒れ、全ての歯車が狂い始めた。余命が短いことを覚った信玄は、昌幸の案を入れて上杉謙信にある条件を持ちかける。それは、武田の真の敵が織田信長であるという昌幸の進言によるものだった。戦乱の世は大きく動き始め、いま織田、徳川、そして真田の三つ巴の戦いの幕が切って落とされる。本格戦国シミュレーション。
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