戦国の嵐(2)
歴史群像新書
津野田幸作
2013年2月28日
学研パブリッシング
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 新書
信玄の遺言により、武田家は上杉家と同盟を結び、謙信は勝頼の後見人となった。さらに、武田家の君主となった勝頼は、軍師に真田昌幸を据え、強敵織田信長を粉砕すべく、怒涛の進撃を始める。高天神城を落とし、遠江を手中に治めた勝頼は、東美濃に侵攻を開始した。同時に、上杉謙信は信長に寝返った国人達を一掃し、越中を完全に支配すべく、攻撃を仕掛ける。狙うは松倉城、富山城、魚津城であった。本願寺、武田、上杉に囲まれ、四面楚歌に陥った信長は、徳川家康を使って逆襲を開始する。一方、東美濃の戦の途中で、真田昌幸は密かに近江に渡り、武田軍を最強の軍団に育て上げるための秘策を手に入れる。越中、美濃、遠江で、いま激戦の火蓋の幕が切って落とされた。
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