裏柳生探索帳

学研M文庫

宮城賢秀

2011年11月30日

学研パブリッシング

701円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

下総・市川村の江戸川渡船場近くで、五体の遺骸が見つかった。幕府道中奉行勝手方・柳生久通の妾腹で、配下の斎藤欣史郎が探索に乗り出した。殺された五人は松前脱藩浪士で、旧藩の蔵から秘密物資を盗んだ一味であり、保管と分配をめぐって諍い、分派した者たちだった。そして、同士斬殺の背後には莫大な金塊の在処を印す業物が存在した。下手人を追い詰めてゆく欣史郎と、密かに助太刀する裏柳生惣目付とは…。著者渾身の新シリーズ第一弾。

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