
生きることと考えること
講談社現代新書
森 有正
1970年11月16日
講談社
924円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / 新書
人間は経験をはなれては存在しえない。そして、ほんとうによく生きるには経験を未来に向かって開かねばならぬ。本書は、自己の生い立ちから青春時代、パリでの感覚の目ざめと思想の深まり、さらには独自の「経験」の思想を、質問に答えて真摯に語ったユニークな精神史である。 読者の皆さんへーーここには、1つの精神の歴史が物語られています。森有正という、日本の思想界でもきわめてユニークな地位を占める1人の哲学者が自己を形成するにいたるまでのプロセスが、つつみかくさず物語られているのです。森氏は長い間、異国でのひとりぼっちの生活の中にあって、いやおうなしにすべてのできあいの観念を払いすて、自分自身の経験の上に思想を築き上げる道をえらばねばなりませんでした。観念をとおすことなく、自分の感覚に直接はいってくる事象をそのままうけとめ、そこから出発しておのずから1つの言葉に達する道を探索しなければなりませんでした。そうして獲得した独自の思想世界を、ここでは直截に、つまり経験をとおして思想を、「生きること」をとおして「考えること」を語っていただきました。--本書より ●どのようにしてここに在るか ●パリでの目ざめ ●「経験」の自覚 ●愛・孤独・旅 ●経験と体験について ●開かれた世界の獲得 ●変化と変貌の違い ●同一性の発見 ●「よく生きる」とは ●生きることの真の意味を探す
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