新装版 ちいさいモモちゃんえほん おばけとモモちゃん

講談社の創作絵本

松谷 みよ子 / 武田 美穂

2009年11月19日

講談社

1,650円(税込)

絵本・児童書・図鑑

「このおばけ、くださあい!」 モモちゃんは、なぜかおばけがほしくてしかたなくなりました。10円もって出かけますが、おばけってどこに売っているのでしょう? 読みきかせにぴったりサイズの新装版です。 ・文/松谷みよ子さんからのメッセージ ちいさいモモちゃんーーー おばけとモモちゃん むかし、神さまであったものが、時代が下るにつれて妖怪化していく例は多いのですが、その妖怪たちもまた、現代の子どもたちにとっては、アイドル化しつつあります。 おばけを友だち扱いしている現代っ子と、むかしながらのおばけたちのくいちがいは、おとなと子どものくいちがいにも通じています。 概念にとらわれないで行動する子どもから生まれたおはなしです。 松谷みよ子 ・担当者のうちあけ話 新装版ちいさいモモちゃんえほんの3冊めとなる本書は、モモちゃんのお話の中でも、もっとも人気のあるタイトルのひとつ。この人気の秘密は、シリーズの中でも随一のモモちゃんの元気さ! そもそもおばけの話といえば夏が定番ですが、この絵本は季節を問いません。読者から「モモちゃんがまったくおばけをこわがっていないので、うちの子もおばけをこわがらなくなりました」というお手紙をいただくほど、モモちゃんパワーがすごいのです。わたし自身、10円にぎりしめて、おばけを買いにいくモモちゃん、ふわっふわののっぺらぼう、裏表紙のモモちゃんのうしろ姿に、どれだけほっこりした気持になったことか。冬にも読みたいおばけの絵本です。(ほろほろ鳥) 【読み聞かせ:3歳ごろから ひとり読み:6歳ごろから】

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