文学の読み方

星海社新書

さやわか

2016年9月22日

星海社

968円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書

''錯覚,,と苦闘する、日本近代文学の一〇〇年史 いったい、日本の文学とは何なのでしょう? 本書の出発点は、そんな素朴な疑問にあります。明治以来一〇〇年以上に及ぶ歴史がありながら、具体的で納得できる「文学」の定義はどこを探しても見つかりませんし、権威ある文学賞の授賞基準もいまだに一定しないようです。なぜ、日本の文学はこんなふうになってしまったのでしょう? 実は、その原因は「文学は現実を描ける」「文学は人間を描ける」といった、いくつもの“錯覚”にあるのです。本書では、それらの錯覚がどのように生まれたのか、各時代の史料から確認しつつ、日本近代文学史を記述していきます。さあ、ともに教科書では語られない、秘められた文学史をさぐる旅に出ましょう! 序 章 そもそも何が文学なのか? 第一章 1979年の村上春樹 第二章 文学は人の心を描けない 第三章 メディアが作家と文学を作る 第四章 文学のジャンル化 第五章 純文学など存在しない 第六章 文学史が作られていく 第七章 錯覚は露見する 第八章 文学とは錯覚にすぎない 終 章 ある錯覚の未来について あとがき

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