
メタファー思考
講談社現代新書
瀬戸 賢一
1995年4月17日
講談社
924円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
目玉焼き・メロンパン・希望の光・人生の黄昏ーー日常言語に含まれる思考手段としてのメタファーをとりあげ、人間的意味の形成のしくみを明かす。 メタファー早分かりーー「月見うどん」はメタファー、「きつねうどん」はメトニミー、「親子丼」はシネクドキ。また、「白雪姫」はメタファー、「赤ずきん」はメトニミー、「人魚姫」はシネクドキ。さらに、「たい焼」はメタファー、「たこ焼」はメトニミー、「焼き鳥」はシネクドキ。 メタファーは、類似性に基づく。より抽象的で分かりにくい対象を、より具体的で分かりやすい対象に《見立て》ること。(略) メトニミーは、現実世界(民話のような想像世界も含める)のなかでの隣接関係に基づく意味変化である。「赤ずきん」は「赤ずきん」そのものを指すのではなく、赤ずきんをかぶった女の子(赤ずきんちゃん)を指す。(略) シネクドキは、意味世界(私たちの頭のなかにある)における包含関係に基づく意味変化である。(略)「親子」という類で特定の種「鶏とその卵」を表し、「人魚」という類であの海に身を投げて泡と消えた「人魚姫」を表している。--本書より ●メタファーとの遭遇 ●「見る」のメタファー ●「分かる」とは何か ●光と闇 ●位置と運動 ●人生は旅 ●「道」のメタファー ●メタファーと心理 ●メタファーと経済 ●メタファーと科学
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