エリザベス一世

講談社現代新書

青木 道彦

2000年1月20日

講談社

946円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

逆境に生まれ、大国スペインに勝ち、そして貴公子との恋…… イギリスの運命を変えた女王! 来襲する無敵艦隊を破り、華やかで冒険に満ちた時代を築いた処女王。その魅力的な実像と時代を鮮やかに描き出す。 華麗にして勇猛──ためらいや迷いは長かったが、いったん決断するとエリザベスの行動は常に素早かった。周囲の者は身を案じて止めようとしたが、エリザベスは敢然としてティルベリーの防衛軍を閲兵し、全将兵を前に演説した。「私はこの戦いのただ中で、あなた方と生死をともにする覚悟であり、また神と私の王国のため……塵の中へ命も投げ捨てる覚悟である。私は自分が女性として肉体が弱いことは知っているが、1人の国王として、またイングランド国王としての心と勇気とをもっている……ヨーロッパの君主側が王国の領土をあえて侵すようなことがあれば、それをこの上ない侮辱と考え、それを忍ぶよりは、自らも武器を取って自分があなた方の司令官となり、審判者となり、戦場におけるあなた方の働きに報奨を与える者になりたい」これを耳にした全軍の将兵も、伝え聞いた国民も奮い立ったことはいうまでもない。──本文より ●王女エリザベスの誕生 ●女王エリザベス 女王の恋 ●大国スペインとの対決 ●スペイン無敵艦隊を撃滅 アルマダ戦争へ ●変貌するイングランドの宗教と文化 ●エリザベス時代の経済と社会 ●エリザベスの晩年と死 寵臣エセックスの反乱

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