
時間は実在するか
講談社現代新書
入不二 基義
2002年12月16日
講談社
1,100円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「飛ぶ矢」は止まっている!? マクタガートの「非実在性」の証明とは!? 過去・現在・未来の「罠」 飛ぶ矢のパラドックスに始まり、マクタガートの非実在性の証明を検証し、新しい形而上学を構想する。 「実在」の第1の意味ーー まずは、マクタガートから「遠く離れた」ところから始めてみよう。……古代ギリシアの哲学者であるゼノンとアリストテレス、古代末期のキリスト教者であり哲学者であるアウグスティヌス、初期大乗仏教の確立者ナーガールジュナ(龍樹)、明治から昭和期の国語学者山田孝雄(よしお)。彼らの議論を参照しながら、その「問題」へと接近してみよう。 「実在」とは、まず第一に、単なる見かけ(仮象)ではなくて、ほんとうに存在しているものという意味である。 「ほんとうに(really リアリィ)」という副詞を名詞にすると、「実在(reality リアリティ)」になる。見かけ(仮象)を剥ぎ取った後の「ほんとうの(real リアルな)姿」の中に、「時間」がはたして含まれているのかどうか。それが、「時間は実在するか」という問いの1つの意味である。--(本書より) ●「時間の非実在性」はどう考えられてきたか 「飛ぶ矢のパラドックス」の拡張 ●「時間の非実在性」の証明(1)--証明の前半 A系列とB系列 ●「時間の非実在性」の証明(2)--証明の後半 A系列は矛盾を含む ●証明は成功したのか 3つの形而上学的な立場 ●もう1つ別の時間論ーー第4の形而上学的な立場 過去と未来の区別がなくなっていく
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