日本文化論

講談社学術文庫

梅原 猛

1986年3月31日

講談社

748円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

近代西欧文明は、〈力〉を原理とし、科学技術を武器として世界を制覇した。しかし、20世紀に入り、とくに原水爆の出現いらい、〈力〉の文明は明らかにゆきづまりを見せている。これからの新しい文明創造の原理をどこに認めたらいいのか。著者はそれを日本の精神的文化遺産である仏教思想の中にみ、科学技術偏重の明治以来の教育を批判し、仏教精神を教育にとり入れることを説く。常に新しい思想を展開させる著者の創造的日本文化論。 序 世界史の動向 1 ヨーロッパへの反撃   1.非ヨーロッパ諸文明の抵抗   2.ヨーロッパの自己批判 2 日本文化の主体性の喪失   1.百余年間の自己誤認   2.失われた思想のバックボーン 3 文明を導く2つの原理   1.ヨーロッパのたそがれ   2.怒りの思想と安らぎの思想 4 未来の課題   1.戦争は否定されねばならぬ   2.新しい文明の創造

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