東洋の理想
講談社学術文庫
岡倉 天心
1986年2月28日
講談社
1,012円(税込)
文庫
西洋の先進文明が怒濤のように我が国に押しよせてきた明治近代黎明期に、当時の知性の代表者のひとり岡倉天心は敢然と東洋の素晴らしさを主張した。有名な「アジアは一つ」の文章から起こし、インドに発する仏教、中国における儒教等に言及しながら、それらの宗教がいかに日本の美術と融合し発展し新たな伝統文化を生成したかを論じる。「我々の歴史の中に我々の新生の泉がある」とする本書は日本文化の本質を再認識させる名著である。 0 序文 1 理想の範囲 2 日本の原始芸術 3 儒教ーー北方中国 4 老荘思想と道教ーー南方中国 5 仏教とインド芸術 6 飛鳥時代(550年ー700年) 7 奈良時代(700年ー800年) 8 平安時代(800年ー900年) 9 藤原時代(900年ー1200年) 10 鎌倉時代(1200年ー1400年) 11 足利時代(1400年ー1600年) 12 豊臣および初期徳川時代(1600年ー1700年) 13 後期徳川時代(1700年ー1850年) 14 明治時代(1850年ー現在) 15 展望
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