般若心経講話

講談社学術文庫

鎌田 茂雄

1986年9月30日

講談社

1,210円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

数多くの仏教のお経のなかで、『般若心経』ほど人々に親しまれているものはない。わずか262字のこのお経のなかに、無限の真理と哲学があふれているからである。透明な自己になりきるとき、心で読むとき、はじめて心経はその真の意味を表わしてくれるのだ。本書は、不安の時代に生き、心のよりどころを求める現代人のために、単に『般若心経』の字句の解釈に捉われることなく、そのこころを明らかにしようと試みたものである。 1 第1講   1.心で読む   2.摩訶般若ーー真実の知慧とは   3.波羅蜜多ーー彼岸にわたる   4.心ーー本来ないもの   5.経ーー森羅万象   6.読誦する 2 第2講   1.五次元空間と観音   2.観音とは汝自身   3.般若を行ずる   4.五蘊皆空ーー時間も存在しない   5.霊界の声 3 第3講   1.霊性界と感応するには   2.霊性界と現実界   3.3つの見方   4.色即是空   5.観音さんの投機の偈 4 第4講   1.夢で見る霊性界ーー明恵の体験   2.文殊の知慧   3.般若の行者ーー牛頭法融   4.見方の否定ーー八不   5.空婬を行ずる 5 第5講   1.幼時の記憶   2.迷いの世界   3.心の主人とは   4.眼耳鼻舌身意無し   5.精神を虚にするな   6.霊感に生きる 6 第6講   1.見神とは   2.老いも死もなし   3.四諦もなし   4.骸骨の歌   5.三界万霊 7 第7講   1.見神の体験   2.森羅万象を映す   3.虫の声、鳥のさえずり   4.松風朗月   5.境智不二の世界   6.毫も仏法無し   7.杜鵑啼く 8 第8講   1.無碍の人   2.執着する物なし   3.八風吹けども動ぜず   4.恐怖なし   5.魔界も恐れず   6.夢のおもわく   7.妙声綿々 9 第9講   1.人は死ぬもの   2.火も焼くことあたわず   3.自分が分かる   4.求むるなかれ   5.思いつめた心とは   6.真実の仏法 10 第10講   1.闇夜の声   2.ギャテイ、ギャテイ   3.魔軍を破れ   4.『降魔表』とは   5.妄想と空

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