
数学の歴史
講談社学術文庫
森 毅
1988年9月1日
講談社
1,056円(税込)
科学・技術 / 文庫
数学は勝れて抽象的な学問である。しかし、だからといって数学が社会や世俗の人間活動から孤立して発展してきたわけでなはい。また数学者が、その人間的関心の全てを二六時中数学に集中し続けているわけでもない。それが証拠に、確率論は賭博と縁が深い。という次第で、著者は、〈数学〉を主人公にしながらも〈社会〉を断念しない数学史の記述という難題に挑んだ。あふれる機知と興味深い逸話の数々。比類のない人間臭い数学史の成立。 序 なんのために、数学の歴史はあるのか 1 なにゆえに、数学はギリシアに始まった、といわれるのか 2 いかにして、ギリシア数学はつくられたか 3 なにをもって、ギリシアは「偉大」であったか 4 いかにして、古代世界は数学を失ったか 5 なにゆえに、中世の数学史を語ることは、困難なのか 6 いえなる時代が、新しい数学にふさわしかったか 7 いかなる数学が、新しい時代にふさわしかったか 8 いかにして、新しい時代の新しい数学は始められたか 9 なにをもって、デカルトは「英雄時代」を代表しうるか 10 いかにして、解析学は成立したか 11 なにゆえに、啓蒙時代は科学時代ではなかったのか 12 なにを、18世紀は準備していたか 13 なにをもって、ガウスは18世紀と19世紀を分かつのか 14 なにを、資本主義は数学にもたらしたか 15 いかにして、現代数学の基本概念は用意されていたか 16 なにゆえに、19世紀数学は現代に比して「古典的」か 17 なにゆえに、集合論が「革命的」であったのか 18 なにゆえに、数学は「抽象化」したか 19 いかに、「抽象数学の時代」は総括されねばならなかったか 20 いかに、数学は現代につきささっているか
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