トマスによる福音書

講談社学術文庫

荒井 献

1994年11月10日

講談社

1,353円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

一九四五年、エジプトで写本が発見され、「新発見の福音書」として世界にセンセーションをまきおこした。〈トマスによる福音書〉-異端として排斥されたグノーシス派の立場から編まれた一一四のイエスの語録集である。新約聖書学・グノーシス主義研究の世界的権威がその語録を精緻に注解し、独自の福音を明らかにした本書は、従来の「正典福音書」のイエス像を一変させることを迫る衝撃の書である。

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