シュリーマン旅行記 清国・日本

講談社学術文庫

ハインリッヒ・シュリーマン / 石井 和子

1998年4月30日

講談社

880円(税込)

旅行・留学・アウトドア / 人文・思想・社会 / 文庫

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ケムケム

シュリーマンが幕末の日本に来ていたとは!

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4.4 2023年08月25日

トロイア発見で有名なシュリーマン。 この本を知るまで、彼が日本に来ていたことを知らなかった。 1865年世界漫遊の旅を思いついた彼は、インドから海路、清、江戸、アメリカに旅行した。ヨーロッパ人にしては割と公平な観察や意見が記されている。 この本で初めて知った幕末の様子もあった。当時の各国の公使館の警備の厳しさや混浴風呂、馬は蹄鉄ではなく草鞋を履かせていたこと、町人達が全身に刺青を入れていたこと等、時代小説には出てこないことをたくさん知ることができた。 しかし彼はキリスト教徒の枠内で日本の風俗を批判しているし、当時の幕府が列強の植民地にならないように、懸命に工夫していたことには考えが及んでいない。極東を探検しているつもりなのだから仕方ないかもしれない。

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(無題)

starstarstarstar 4.0 2020年10月25日

木村尚三郎氏が解説に「石井和子さんの翻訳は極めて入念かつ達意の文体である。性格を期するため自ら各地に足を運んで調査し、今は貨幣博物館になっているアテネのシュリーマン邸も訪れている。」と書いている通り、非常に読み易く、わかり易い翻訳だった。

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(無題)

starstarstarstar 4.0 2019年05月24日

木村尚三郎氏が解説に「石井和子さんの翻訳は極めて入念かつ達意の文体である。性格を期するため自ら各地に足を運んで調査し、今は貨幣博物館になっているアテネのシュリーマン邸も訪れている。」と書いている通り、非常に読み易く、わかり易い翻訳だった。

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見聞録

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