トマス・アクィナス
講談社学術文庫
稲垣良典
1999年5月31日
講談社
1,705円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
理性優位の時代に、科学は、また宗教は、人間の生といかに係わっていくのか。本書は、中世最大の思想家トマス・アクィナスの理性と信仰の総合へ向かう思索の軌跡を、伝記や『神学大全』等の著作に拠りつつ論証する。「恩寵は自然を破壊せず、むしろこれを完成する」というトマスのテーゼに、21世紀への解が示される。
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