十二世紀ルネサンス

講談社学術文庫

伊東 俊太郎

2006年9月10日

講談社

1,298円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する12世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。 アラビア世界から西欧へ 中世の眠りを覚ます 創造的文明移転の時代 中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する12世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。 第1講 十二世紀ルネサンスとは何か 第2講 十二世紀ルネサンスのルートと担い手 第3講 シャルトル学派の自然学 第4講 シリア・ヘレニズムとアラビア・ルネサンス 第5講 アラビアから西欧へ 第6講 シチリアにおける科学ルネサンス 第7講 ロマンティック・ラブの成立

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