
物部氏の伝承
講談社学術文庫
畑井 弘
2008年3月10日
講談社
1,298円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
大和朝廷で軍事的な職掌を担っていたとされる物部氏。しかし、その一族の実像は茫漠として、いまだ多くの謎に包まれている。記紀の伝承や物部氏の系譜を丹念にたどり、朝鮮語を手がかりに解読を試みると、そこには思いがけぬ真実の姿が浮かび上がってきた。既存の古代史観に疑問を投げかけ、作り上げられた物部氏の虚像を看破する著者独自の論考。(講談社学術文庫) 「物部氏」とは何者だったのか? 大和朝廷で軍事的な職掌を担っていたとされる物部氏。しかし、その一族の実像は茫漠として、いまだ多くの謎に包まれている。記紀の伝承や物部氏の系譜を丹念にたどり、朝鮮語を手がかりに解読を試みると、そこには思いがけぬ真実の姿が浮かび上がってきた。既存の古代史観に疑問を投げかけ、作り上げられた物部氏の虚像を看破する著者独自の論考。 はじめに、この本の主人公である物部氏について、私の考えた結論を、かんたんに述べておこう。一言で言って、「物部氏」という氏族は存在しなかった。(略)「物部氏」というのは、この物部連のことであり、かつ、物部八十氏をひっくるめてすべて同族と見なし、「物部氏」と呼び慣らわしてきているのである。だが、それはとんでもない誤りである。--<「はしがき」より> ※本書の底本は1977年、吉川弘文館より刊行されました。 第1章 物部氏と物部連ーー饒速日命と可美真手命 第2章 蛇と鵄ーー長髄彦伝承と神武の大和平定伝承 第3章 香の鍛冶王ーー伊香色雄命 第4章 鍛冶王のバラードーー「物部氏」系譜伝承 第5章 石上神宮の謎ーー石上朝臣と布留宿彌
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