殉死の構造
講談社学術文庫
山本博文
2008年9月30日
講談社
990円(税込)
人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / 文庫
近世初期、武家社会で流行した殉死。それは主君に対する忠誠心の発露とされ、美談や悲劇として語られる。だが戦国時代、主君を犠牲にしても助かろうとした武士が、なぜそのような行動をとるようになったのか。森鴎外が小説『阿部一族』に描いた事件を契機に、細川家・伊達家の殉死者の経歴や行動を史料から丹念に辿り、武士の心情に迫る。独特の日本文化に潜んだ意外な本質とは。
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