
封神演義(下)
講談社文庫
安能 務
1989年1月1日
講談社
902円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
中国易姓革命の火の手はいよいよ熾烈に燃えさかる。仙界人界入り乱れての大混戦に飛び交うおびただしい宝貝(パオペエ)(秘密兵器)。数知れぬ武将の魂魄が次々と封神台へ飛ぶ。紂(ちゅう)王打倒の西岐軍はついに四伯侯会盟の地孟津に達した。そのまま一気に都朝歌(ちょうか)に迫り、やんぬるかな紂王は摘星楼に自焚する。伝奇巨編。全3巻。(講談社文庫) 中国易姓革命の火の手はいよいよ熾烈に燃えさかる。仙界人界入り乱れての大混戦に飛び交うおびただしい宝貝(パオペエ)(秘密兵器)。数知れぬ武将の魂魄が次々と封神台へ飛ぶ。紂(ちゅう)王打倒の西岐軍はついに四伯侯会盟の地孟津に達した。そのまま一気に都朝歌(ちょうか)に迫り、やんぬるかな紂王は摘星楼に自焚する。伝奇巨編。全3巻。
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完結
少し時間がかかったけれど読了。 前巻からパターン的にはいっしょで、新たな敵と対峙、敵の宝貝で見方の誰かがやられる。対抗策を求めて仙界へ。新宝貝を入手して勝利。 ちょっと飽きがきますね。姜子牙も周の軍師ではあるものの、大したことはやっておらず引き続き楊戩が万能。戦闘描写が淡々としているのと結局は宝貝で全て解決してしまうので、どうしても盛り上がりに欠ける印象。 それと、三皇である女媧の立ち位置がいまいちよくわからなかったんだけど。 女媧も仙界の意向である殺戒を犯すことに対しては同意の上で動いているんですよね?紂王に無礼を働かれたことに怒って妲己を送り込んだはずですが、この辺りは仙界の意向とどういう関係性にあるのかが不明。全体的に描写不足の巻があります。 中巻の途中くらいまではそこそこ面白く読めていたけど、途中からは惰性ですね。文学作品としてそこまで評価が高くないのもわかる気がします。
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