アームストロング砲
講談社文庫
司馬遼太郎
1988年11月30日
講談社
628円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟は、若い秀才たちに極端な勉学を強いた。近習秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は弊れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。風雲の中に躍動する男たちを描く、傑作9編を収録。
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(無題)
幕末短編集9話。幕末に、佐賀藩のみで西洋技術の近代工業を興せるだけの国力があったことに驚きです。藩主藩士共にすさましい決意があったと思いますが、彼らの精神が今の日本の土台になったのかな。プロレスファンの私としては上田馬之助っていう竹刀日本一の剣士がいたことにはびっくりしました。
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