十一面観音巡礼

現代日本のエッセイ

講談社文芸文庫

白洲 正子

1992年8月1日

講談社

1,375円(税込)

文庫

“女躰でありなら精神はあくまでも男”荒御魂を秘めて初々しく魅惑的な十一面観音の存在の謎。奈良の聖林寺の十一面観音を始めに、泊瀬、木津川流域、室生、京都、若狭、信濃、近江、熊野と心のもとめるままに訪ね歩き、山川のたたずまいの中に祈りき歴史を感得し、記紀、万葉、説話、縁起の世界を通して古代と現代を結ぶ。瑞々しい魂で深遠の存在に迫る白洲正子のエッセイの世界。 ●聖林寺から観音寺へ ●こもりく 泊瀬 ●幻の寺  他

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