新・平家物語(二)

吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 48

吉川 英治

1989年3月24日

講談社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

保元の乱前夜、爛れた世の病巣は、意外に深かった。院政という摩訶不思議な機構の上に、閏閥の複雑、堂上家の摂関争いの熾烈、その他もろもろの情勢が絡みあって、一時にウミを噴き出す。--かくて保元の乱は勃発したが、「皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相食(あいは)むの惨を演じた悪夢の一戦」であった。その戦後処理も異常をきわめ、禍根は尾をひいた。 人間世界の興亡、流転、愛憎を描く大ドラマ。皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相喰むの惨を演じた悪夢の一戦ーーその戦後処理の中から、怨みに報いる新しい怨みを生んで源平の争覇は続く。

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