私本太平記(八)
吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 70
吉川 英治
1990年4月23日
講談社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
湊川に繰り広げられた楠木軍の阿修羅の奮戦。さしもの正成も“敗者復活”の足利軍に制圧された。正成の死は、後醍醐方の大提防の決壊に等しかった。浮き足立つ新田義貞軍、帝のあわただしい吉野ごもり。その後の楠木正行、北畠顕家の悲劇。しかし尊氏も、都にわが世の春を謳うとは見えなかった。一族の内紛?勝者の悲衰?彼は何を感じていたか。
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(無題)
物語は観応の擾乱にはほとんど触れず、手短に終了。平家物語と違って太平記は天皇に対する記述は控えめだと思う。もし書いたとすれば短気な癇癪持ち、自己中のお山の大将ぐらいにしか書けなかったと思う。この時代、一般の貴族や武士は容赦なく殺されているのに、一番責任ある人が死ななかった、あるいは死んで責任とらないのは、子供の時非常に怒りを感じた。それで日本史が大嫌いになった。年をとるにつれて清純ではなくなった分、南北朝時代や応仁の乱の時代に、かえって興味を持つようになったのは自分的に皮肉を感じる。
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