随筆新平家

吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 補4

吉川 英治

1990年10月4日

講談社

924円(税込)

小説・エッセイ

『新・平家物語』は一代の大作だけに、著者の意気ごみも格別であった。ふつうは編集部まかせの“前回までの梗概”も、著者自ら「筆間茶話」として執筆。筆休めに構想の一端を語り、史談人物論はもちろん、身近の雑記にも味わい深く、梗概以上の梗概として好評だった。近畿を中心に東北から中国、四国までの丹念な取材紀行が「新・平家今昔紀行」。源平ゆかりの地の今昔は、著者の才筆に躍動する。

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