日本文壇史(16)
講談社文芸文庫
伊藤整
1997年6月30日
講談社
1,320円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
明治四十三年、荷風は鴎外、敏の推薦で慶応義塾の教授になり、五月創刊「三田文学」の編集長も兼ねた。年長の大石誠之助らとは別に、幸徳秋水の周辺に若い社会主義者達が集った。四月、武者小路、志賀ら「白樺」創刊。六月、秋水逮捕。九月、谷崎ら第二次「新思潮」創刊。十一月、パンの大会開催。大逆事件の発端・経緯と日本文壇の関係を勁い意志で究明し明治の終焉・大正文学胎動の諸相を情熱をこめて展開。
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