駅/栗いくつ

講談社文芸文庫

幸田文

1998年12月10日

講談社

1,034円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「男と女のなかには距離がひそむ。親子のあいだにも寸法は残されている。駅も距離だし、国も距離だし、ことばも距離だし、風も著物も距離だ」(『駅』「さとがえり」)。男と女の縁、夫婦、親と子、幼な友達、嫁と姑。ささやかな日常の中に人生の機微を掬い取り、鮮やかに命を吹き込む幸田文の強靱な感性。連作的随筆『駅』の十二章と小説『栗いくつ』を収録。

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