
日本風景論
講談社文芸文庫
加藤典洋
2000年11月10日
講談社
1,540円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
常に斬新な批評を展開する著者が“風景”と呼ぶ微妙な位相。村上春樹の小説を中心に「『まさか』と『やれやれ』」論、坂口安吾、田中角栄、北一輝に共通性を見る「新潟の三角形」、“ディスカバー・ジャパン”と国木田独歩、志賀重昂を対比する「武蔵野の消滅」ほか、三島由紀夫、深沢七郎、吉本ばなな、大島弓子等、時代をとりまく日本的文化現象に焦点をあてた独創の八篇。著者の批評の資質と方向を示す初期評論集。
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