群衆の悪魔
デュパン第四の事件
笠井潔
1996年10月10日
講談社
2,136円(税込)
小説・エッセイ
一八四八年、フランス。パリの市街は来るべき革命への予兆に沸き立っていた。国王の軍隊と民衆が一触即発の状態で対峙する中、無名詩人シャルルは、新聞記者の背に向けて銃弾を放とうとしている男を発見する。記者は射殺され、それを機に軍隊は民衆に襲いかかる。二月革命の幕開けだった。
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