義侠娼婦風船お玉
横田順弥
1998年4月15日
講談社
1,980円(税込)
小説・エッセイ
日露戦争前後のアメリカ、娼婦となりながらも前向きに生きた日本人女性の旅路。明治30年代のアメリカ。静子は雑貨店経営者の妻として、サンフランシスコで暮らしていた。しかし詐欺師の富井の陰謀で中国人が経営する娼館に売られてしまう。自殺まで考えた静子だったが、やがて本来の明るさをとり戻し、風船のように自由に生きていこうと、“風船お玉”と名のる。富井を追って全米を旅するお玉は、マフィアと戦い、日本人を助けるうち、“義侠娼婦”と呼ばれるようになった。
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