Twelve Y.O.

福井晴敏

1998年9月30日

講談社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

人生の意義を見失い、日々をただ過ごしていただけの自衛官募集員・平貫太郎は、かつての命の恩人・東馬修一に偶然出会ったことから、想像もつかない日本の地下組織の闇に呑み込まれてゆく。最強のコンピュータ・ウィルス「アポトーシスII」と謎の兵器「ウルマ」を使って、米国防総省を相手にたった1人で脅迫劇を仕掛け続ける電子テロリスト・トゥエルブとは何者か。彼の最終的な目的は何なのか?絶望感と閉塞感が渦巻く現代を吹き抜ける一大スペクタクル・サスペンス!第44回江戸川乱歩賞受賞作。

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もこりゅう

12― それは「十二歳の子供」と断罪された日本が、隠し持っていた狂暴な牙。

starstarstar 3.0 2023年10月21日

12― それは「十二歳の子供」と断罪された日本が、隠し持っていた狂暴な牙。 行き場を無くした男たち、女たち、そしてこの国が大人になるための、壮絶な戦いが始まる。 壮大なスケールと圧倒的アクション。29歳の革命児が放つ現代の黙示録、ここに誕生。 (帯より引用) なかなか、どうしておもしろいのだが、どうしても「川の深さは」「亡国のイージス」と重なってしまう。登場人物、構成などが特に。それでもそれを押しのけるだけのおもしろさはあり、壮大な物語であるのは間違い無い。

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