ぼくには数字が風景に見える

ダニエル・タメット / 古屋 美登里

2007年6月13日

講談社

1,870円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

著者ダニエルは、数学と語学の天才青年です。それは、ダニエルが映画『レインマン』の主人公と同じサヴァン症候群で、数字は彼にとって言葉と同じものだから。複雑な長い数式も、さまざまな色や形や手ざわりの数字が広がる美しい風景に感じられ、一瞬にして答えが見えるのです。ダニエルは、人とのコミュニケーションにハンディをもつアスペルガー症候群でもあります。けれども、家族や仲間の愛情に包まれ、一歩ずつ自立していきます。本書は、そんなダニエルがみずからの「頭と心の中」を描いた、驚きに満ち、そして心打たれる手記です。

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Readeeユーザー

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-- 2021年01月17日

共感覚について初めて読んだ本。 しかも共感覚持ちのご本人が著者というのは珍しいらしい。 それは サヴァン症候群の方は重い精神的・肉体的障害を持っていることが多いので、サヴァン症候群の方の中で共感覚を使っている方がどのくらいいるかがわからないそうだ。 著者のダニエル・タメットさんは珍しくそういう障害がないので、自分で自分のことを客観的に伝えることが出来るとのこと。 ダニエルさんは1979年生まれとのことで、私とほぼ同世代。 歴史上の人物ではなく、今同じ世の中を生きている方の話ということで、余計にエピソードの1つ1つに驚く。 2種類の数の掛算は、それぞれの数字を表す2つの形の間に出来る形がその解を表している、とか、

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