究極のトレーニング 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり

講談社の実用BOOK

石井 直方

2007年8月31日

講談社

1,760円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

今やトレーニングは選ばれたアスリートだけのものではない。普通の人が衣服をまとうように筋肉をつけるための運動と身体の関係を解説。スポーツ生理学の原理原則が満載。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2018年01月28日

あ〜た、何しろ、こーゆー本を読んでるんですから、アタシはもう立派な筋肉お宅と言うもんですよ。著者はいわずと知れた日本における筋肉研究の権威、運動生理学、トレーニング科学が専門の東大教授にして、ご自身が元ミスター日本という偉大なボディビルダーである石井直方先生であります。 本書は、ありがちなトレーニングメソッドについて書かれた本ではありませんよ。筋肉、運動、トレーニング、ダイエットなど健康と身体に関係する広い範囲を対象として、研究者の立場から最新の知見を紹介する教養書といえば良いのでしょうか、兎も角、アタシみたいな、理屈に納得して始めて身体が動くってぇ厄介なシトにはお誂え向きな本ですな。 例えばですよ、久しぶりに山登りをしたとします。当然翌々日当たりから筋肉痛に悩されることになりますな。筋肉痛はダメージを受けた筋肉が超回復する為に起こる身体現象です。それでは筋肉は山を登る時にダメージを受けたのでしょうか、それとも山を下る時でしょうか。こんなことを真面目に取り上げて実験をしたり、内外の研究成果を紹介しているんです。なに、気になるって、筋肉痛の原因となったのは登りか下りってぇ。それではお教えすることにしましょう。正解は下りです。ラットを使って登りだけ、下りだけの運動をさせる実験をして証明しているんです。 それがど〜した、何の役に立つだよ、と思っているそこのあ〜た、このメカニズムが分かると、闇雲な筋トレがいかにバカバカしいかが分かりますな。目的にみあった合理的なトレーニングが見えてきますから、短い時間で効率的に鍛える方法があったら、あ〜たにも魅力的でしょ。 ですから本書は、『究極のトレーニング』と言うより、サブタイトルの『最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり』の方が内容を的確に表しておりますね。主に筋力トレーニングについて、最新の研究成果をもとにトレーニングにともなう身体のメカニズムをわかりやすく解説しておりますですな。

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