ローカル線で行こう!

真保裕一

2013年2月13日

講談社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

お金がないなら、知恵を出すのよ!もりはら鉄道新社長・篠宮亜佐美(31歳独身)の果敢な挑戦が始まった。立ちはだかるのは、やる気を失った社員たち。一筋縄ではいかない経営幹部、そして、亜佐美らを次々と襲う不穏な事件。「もり鉄」に明日はあるのか!?人々の希望を乗せた列車は、感動の終着駅に向かってひた走る。

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3.1 2019年08月31日

「行こう」シリーズ第2弾である。前作「デパートに行こう」では居場所をなくした人々が明かりの消えた真夜中のデパートに集まってくる。そこで繰り広げられる悲喜こもごもが描かれていた。ユーモアとペーソスが織りなすヒューマンドラマであった。今回は「ローカル線で行こう」である。「に」から「で」に変わっている。つまりローカル線に行くことが目的ではなく、ローカル線とともに行く事が目的である。もっと分かりやすく言えば、破綻寸前の三セクローカル線の経営立て直しが物語の主題である。前作のデパートも経営不振の真っ只中であったので、その点では同じ路線と言えなくもない。前作をしっかりと踏襲しているのは、ユーモア路線である。何しろ新幹線のカリスマ売り子・アラサー女子を新社長に沿えて、経営立て直しを図ろうと言うのだから、奇想天外である。 篠宮亜沙美、31歳、独身。アイデアマンにして行動力抜群。沿線の住民と一緒に泣き笑い、地元の繁栄こそ鉄道の生き残る道と彼女は信じていた。そんな彼女の信念と行動は、はやがて親方日の丸で無気力な社員と一筋縄ではいかない経営陣にも地殻変動をもたらしたのだった。そして、赤字脱却の見通しが誰の目にも明らかになって来た時、それを妨害する事件が勃発した。列車妨害、駅舎の放火、崖崩れである。しかもこの裏には、国と県とが密室で企むとんでもない謀略があったのだった。

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