世界一幸せなゴリラ、イバン

キャサリン・アップルゲイト / 岡田 好惠

2014年7月15日

講談社

1,540円(税込)

絵本・児童書・図鑑

アメリカで最も権威のある児童文学賞 ニューベリー賞2013を受賞、クリストファー賞、クリスタルカイト賞などの他、NYタイムズベストセラーの第一位、60週連続ランクイン、カーカスレビューのベストブック、アマゾンのレビューは1000件以上、など全米で人気沸騰、ディズニーが映画化に乗り出した話題の感動作です。  イバンはショッピングモールの小さな動物園に住む陽気なゴリラで、絵を描くことが得意。隣のおりに住むゾウのステラや、野良犬のボブとは大の仲良しで、モールの職員の娘ジュリアもイバンに紙とクレヨンをくれたりする。絵を描くことが好きなイバンとジュリアは芸術家同士、お互いを理解しあっているようだ。イバンの描いた絵はお土産としてモールのお客たちに良く売れていたが、最近イバンたちのいるモールは経営難に陥り始めていた。そんなある日、お客さんをもっと呼ぶために赤ちゃんゾウのルビーが買われてくる。愛らしいルビーが仲間に加わったことで、イバンの人生は大きく変わることに……。幼いころに人間に捕らえられて以来、長い間ショッピングモールのおりの中ただ一人、他のゴリラと一度も出会うこともなく過ごしてきたイバンは、野生のゴリラとしての記憶をほとんどなくしてしまっていましたが、赤ちゃんゾウのルビーが同じ動物園にやってきたことで、自分の幼いころを思い出し、自分の 生き方について考え直すきっかけになります。 親友との約束を果たすため、小さなルビーを救うため、そして、自分らしさを取り戻すため、イバンが取った行動とは……? 持ち前の賢さと勇気で困難に立ち向かうイバンの挑戦は、諦めずに知恵を絞り、希望をもって行動する大切さを教えてくれます。  また、いろいろな人が助け合う力によって、皆が幸せになれるストーリーに心打たれます。  友情、希望、行動というテーマに加え、動物と人間の共生についても考えさせられる、親子で楽しる作品です。

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