進撃の華人 中国「静かな世界侵略」の脅威
フアン.パブロ・カルデナル / エリベルト・アラウホ / 窪田 恭子
2014年9月12日
講談社
1,760円(税込)
人文・思想・社会
中国はいまや「カネと華人ネットワーク」を武器とした、いわば「軍隊なき世界侵略」を行っている。世界を取材して書かれた貴重なルポ 21世紀に入りますます権勢を誇る中国。その影響力は「世界の巨人」としていまや地球の隅々にまで及んでいる。国家をバックとした銀行の融資、世界中に進出する国営・民間企業、世界に広がる華僑ネットワーク。中国はそれらを「武器」として、いわば軍事侵略ではなく、経済侵略を果たしているのだ・・・・・・事実、中国が進出したアフリカ、ラテンアメリカ、アジアの各国では中国の築き上げたダム・橋・空港・ビルなど、多くのインフラが整備され、彼らもまた繁栄を享受しているかにみえる。だが、実際には、深刻な環境問題、地元労働者からの強烈な搾取、現地政府と中国との癒着、相手国からの一方的な資源収奪など、数々の問題が表面化しつつあるのだ。本書はスペインのジャーナリストが世界各地を実際に取材し、膨大なインタビューを重ね、「嫌中」でも「反日」でもない、第三者的な視点から「事実」のみを重ね挙げた貴重なルポと言えるだろう。 プロローグ 第一章 強すぎる移民ーー新旧華僑が世界を席巻する 第二章 中央アジア制覇を目論む「新たなシルクロード」 第三章 地球上のあらゆる鉱山を支配せよ 第四章 黒い金ーー石油をめぐるドス黒い国際取引 第五章 多くの国々を苦しめる独善的なインフラの贈り物 第六章 「世界の工場」に永久搾取される犠牲者 第七章 「中国の奇跡」が地球の自然を破壊する 第八章 周辺他国を次々と恫喝する中国覇権(パクス・シニカ)の闇 エピローグ
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