愛と惑いの残り香

講談社X文庫

伊郷ルウ

2006年9月30日

講談社

638円(税込)

ライトノベル

カリスマ華道家『如月漣乗の世界』と記された金の筆文字は、会場内を彩る作品に負けず豪華で華々しい。その会場で一人、苦悶の表情を浮かべる青年がいた。月花流宗家の一人息子・葉輔は、ある致命的な体質のために跡継ぎとしての道を諦めていたのだった。そんな折、如月を敵視する母の命令で、葉輔は漣乗のもとで働くことになってしまう。やがて如月の存在が葉輔の心の目を覚まして…。

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