分子レベルで見た薬の働き
新しい薬に挑む生命科学
ブル-バックス
平山令明
1997年7月20日
講談社
858円(税込)
美容・暮らし・健康・料理 / 新書 / 医学・薬学・看護学・歯科学
薬は私たちの体の中で、どのようにして効いているのだろうか?かつて薬の発見は、長い時間と多くの犠牲のうえに成りたつ、経験的なものだった。だから、非常に複雑な薬の働きを理解することはほとんど不可能であった。ところが、20世紀終盤の今、生命現象を分子レベルで扱う分子生物学は、コンピュータという強力な武器を手に入れ、さらに化学と物理学を総合する形で生命科学として開花した。生命科学は、生命現象だけでなく、病気のメカニズムや薬の働きまでも、分子レベルで解き明かしつつある。本書は新たに作製したステレオの構造図を駆使して、生命科学の最前線を紹介する。
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